2023.06.05
コルウのハンティングジャケット

古くからスポーツジャケット、カントリージャケットなどと称される、ノーフォークジャケットやハンティングジャケットだが、
由来は諸説あるが、その時代の貴族たちが狩猟やフィッシング、乗馬といった『遊び』のためにデザイン性と機能性を
その『遊び』に応じて多様に変化してきたものと思われる。
コルウのハンティングジャケットはその『遊び』のためというよりも、
ジャケットそのものがお客様ご自身の普段のコディネートの『遊び』となるような、
そんな1着になればという想いから誕生しました。

まず生地について、本来クラシックなハンティングジャケットであれば
ハリスツイードのような防寒性の高い生地が用いられることが多いのだが、敢えてリネンをチョイス。
今回用いたのはMaison Hellard社のブラウンチェックツイル。
ツイル地のリネンとしては360gと非常に軽く、『遊び』にもってこいの素材。
「仏ノルマンディー産の高品質リネン」と「伊エキスパートによる製織」のマリアージュによるユニークなリネンコレクションが、
世界中の高級ビスポークテーラーから注目を浴びている新進気鋭のフレンチブランド “メゾン エラール”。
快適な着心地を約束してくれるソフトなタッチと、
美しくタイムレスな色柄の数々は、全てのジェントルマンのワードローブに相応しいものです。
(引用:マルキシ株式会社)

仕立ては所謂アンコン仕立て(アンコンストラクション)で極限まで軽く、
ソフトなリネンの素材を活かしつつ、コルウビスポークの得意とするハンドソーンを存分に多用している。
そうして醸し出されるどこかカントリー的でもあり洗練された独特な雰囲気を、
ぜひ味わっていただけるのではないかと思います

ところで、スポーツジャケットにおけるデザイン性は、えてしてその機能性と密接な関係にあることがしばしばだが、
そのファッション性を残しつつ、「ハンティングをするための機能」はできるだけ排除し、
すっきりとした印象に纏まっており、現代的ハイブリッドジャケットといえるかもしれない。

さて、そういったクラシックなハイブリッドから現代的なハイブリッドへと、
また、遊びのためのからそのものを遊ぶ、といった変貌を遂げたコルウのハンティングジャケットは、
そのコンセプトのもと明らかに現在のワードローブにちょっとしたスパイスを加える一枚になるでしょう。
その理由の一つとして、コーディネートのしやすさを挙げておきたい。
このような、いわゆる遊びをコーディネートに加えようとすると、
それ自体が浮いた印象になりがちであったりするのは誰しもが経験済ではなかろうか。
そういった意味でも先にも挙げた洗練性が一役買ってくれているのではなかろうか。

あえてリネンを選んだとは言うものの、
秋冬向けにもちろんツイードや、コーデュロイなどといった生地の載せ替えも
当然のことながら相性の良いパフォーマンスを発揮してくれることだろう。
ぜひこの機会にコルウのハンティングをお試あれ。
COL Hunting Jacket
¥220,000 +tax ~