ビスポークスーツの特徴について

ビスポークで作るとはどう言うこと?

ビスポークスーツは一人一人の体型に合わせて型紙を作成し、手縫いで作り上げるオーダースーツのことです。
基本的にデザインなどに制限はなく、補正の限界値も存在しないため、よりあなたらしい一着を作ることができます。
自由度が高い分、仕立てには、長い制作期間と高額な費用を要しますが、
体形や体の特徴に合った着心地や自分好みのデザインやシルエットの1着を作ることができます。

ビスポークでよくあるご相談

  • イージーオーダーのビスポークスーツ

    ビスポークはどの様に進めていくの?

    まず大事なのはお客様とのコミュニケーションです。
    対話の中から、理想の1着のイメージを導き出していく。
    デザイン・ディテールもそうであるが、サイジングや思い描く着心地、着用シーンや着用頻度、どのような印象に見られたいかなどお仕事柄や接待などが多いか、人前で話したりする機会があるか、目立ちすぎてもいけないか、具体的な部分もとても重要。
    多角的にご意見を伺いながら我々の意見も交えて、どういったものを作るかイメージの共有をしていく。

  • パターンオーダーのビスポークスーツ

    ビスポークで作る服に適した生地はありますか?

    ビスポーク専用の生地というのはありません。
    イメージした服を実現するにあたって最適な生地をご提案いたします。
    高品質な素材を取り揃えているが、繊細で触り心地が良い生地が至高というわけではありません。あえて無骨で粗野な風合いの方がマッチするのであればそちらをご提案したりもします。
    生地の組成や原毛の細さ、糸の撚り方・織り方など細かいところまで着目してお勧めします。
    バンチブックと呼ばれる見本帳から選んだり、実物の1着分として切られている生地から選んだりできます。
    生地選びは悩ましくも、とても楽しい時間になります。

  • フルオーダーのビスポークスーツ

    ビスポークで作る服は自分の体に合うのでしょうか?

    一からお客様に合うように進めていくのでご安心ください。
    パターンオーダーのように最初にありきの形から修正していくのではなく、お客様にあった服の設計図となる型紙を起こして進めていきます。
    そのため体の寸法の採寸はもちろん、体型の特徴も細かく観察し、イメージしている服のシルエットを考慮してデザイナーが型紙を作成します。

    体型の寸法を細かく採寸し、それを元にオリジナルの型紙を起こします。
    誤解されがちなのは、ピッタリとフィットしているのだけが良い設計ではないということです。
    体型の特徴も加味しながら、上半身と下半身のバランスも考慮し、全体としてのスタイリングを視野に入れた上での設計を進めていきます。

  • フルオーダーのビスポークスーツ

    ビスポークは出来上がりの服がないためイメージがしにくく不安です。

    おっしゃる通りで、パターンオーダーのような出来上がりのゲージ服を着てみることはできません。
    ただ選んでいただいた生地で仮縫いというフィッティング専用の仮組み状態の服を使用してフィッティングいたします。
    こちらはお客様に合わせた型紙から起こしている服のため、フィッティングの精度も高く、仮組みのため縫い目を解いてサイジング調整したり、袖を取ってゆとり量を確認したりと細かな確認ができます。
    この仮縫いと呼ばれるのはビスポークならではの見どころとも言える部分であり、スーツ作りに精通した技術者がいるからこそできる工程となっています。
    ご希望があれば、仮縫いの後にさらに縫製を進め、より完成に近い形で確認ができる中縫いという工程もさせていただきます。

  • フルオーダーのビスポークスーツ

    ビスポークとスミズーラは縫い方に違いはあるのですか?

    出来上がりの形は一緒に見えますが、中の工程は異なっています。
    多くのスミズーラは工場のなかで分業して、袖作りは袖作り、前身頃作りは前身頃作りと分業しています。
    ビスポークはデザイナーが作成したお客様それぞれの型紙を形にするため、その意図を理解した熟練の職人が一人で仕上げます。
    アイロンワークによる癖とりで、平面の生地を立体的に形成し、繊細な縫製技術で縫い上げていきます。
    着心地の軽さや、綺麗なシルエットを作り上げます。
    それによって出来上がる服は丸みのある立体感を保ち、首元に吸い付き軽く肩に乗る優しい着心地の1着となります。