2023.11.28
コルウのエプロンフロントダービー
エプロンフロントダービー、始めました
コルウのオリジナルシューズの新ラインナップ。エプロンフロントダービーとして登場です。コレクションにはUPしていたのですが、なかなか発表できず、サンプル作成もできておらず…。それでも完成度が高くまとまってきましたので、改めてご紹介させて下さい。
エプロンフロントダービーとは
形としての定義は、ヴァンプと呼ばれる足の甲前部からつま先にかけて覆っている部分があり、こちらをU字形やV字型のステッチで囲っている箇所をエプロンと呼びます。この仕様のあるダービーシューズ、つまり外羽根の靴を称してエプロンフロントダービーとしています。
ステッチもモカ縫いではなく、ライトアングルステッチ仕様のを指すことが多いようです。モカ縫いは革を貫通して縫いますが、ライトアングルステッチは貫通せずにすくい縫いをしています。繊細な技術を必要とし、希少な施しであると言えます。
つま先のステッチの形状のより、UチップやVチップなどとも呼ばれますが、こちらは日本で多く使われている呼び方で、ヨーロッパではノルウィージャンと呼ばれることが多いようです。
エプロンフロントダービーに合わせる服
元を辿ればノルウェーの漁師が陸上で履いていた靴なので、カジュアルな印象が強い靴になります。
しかし現代では捉え方に変化もあり、デザイン・革によってはスーツに合わせてもまとまるような、ビジネスシーンでも活躍できるものまでご提案できると思っています。スムースレザーではスーツを合わせたり、綺麗めなジャケパンスタイルでは上記のようなシボのあるユタカーフを合わせたりなどお勧めです。
コルウのエプロンフロントダービーの特徴
無骨というよりは、やや洗練された印象が強いです。そのためビジネスでは勿論、綺麗めなカジュアルにはよく合うと思います。
ライトアングルステッチも、トゥのスキンステッチも手の温もりを残しながらも綺麗にまとめているので、良い意味でカントリー色を薄めに抑えている所も魅力的です。
何より踵と甲のホールド感、ウエストのくびれ、ハンドソーンウェルテッド製法による10分仕立て、くすぐる要素はふんだんにあるのではないでしょうか?
お求めにあたっては、店舗でも、東京のトランクショーでもどちらでも承っております。
直近では12月に東京へ伺います。作り手の霜崎氏も同伴している ” 靴会 ” なので、タイミングとしては絶妙かと。
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