2022.07.31
コルウのビスポークジャケット 〜 裁断 〜

生地の上に型紙を置いていきます。
生地の長さは限られているので、効率よく差し込んでいきます。
でもチェック柄なので、身頃と袖の縞合わせも考えないといけません。

差し込みができたら、生地にチャコを入れていきます。
後でこのチャコで入れた線に沿って、”きりび” を打っていきます。

手慣れている職人ほど動作に無駄がなく、素早く、且つキレイに作業が進みます。
一種の”色気”を感じるような所作ですね。

ハサミを入れているシーン。
1枚の生地を折り畳んでいるので、2枚重ねになっています。
まとめて2枚切ると縞がズレるので、上の1枚を切った後に合わせて下の1枚を切ります。

下の2枚目を切っているシーン。
左手の影になっていますが、1枚目と2枚目の縞を合わせているのがわかります。

裁断終了!
上に載っている紐状のものは生地のミミです。
裁断した生地はこのミミで縛ってまとめておくことが多いですね。
次回は仮縫い!